記者に読まれるプレスリリースは、何が違うのか
Nishimura
2026.09.24
プレスリリースを出したのに、どこにも取り上げられなかった。創業期によくある経験です。
原因の多くは内容そのものではなく、記者がどう読むかを想定していないことにあります。
目次
記者は大量のリリースを 短い時間で捌いている
記者のもとには毎日多数のリリースが届きます。すべてを精読することは物理的に不可能なので、冒頭で判断されます。
つまり、最後まで読めば良さが分かる構成は機能しません。結論を先に置く必要があります。
タイトルで判断される
何が新しいのかを書く
「サービスを開始しました」だけでは、他社のリリースと区別がつきません。何が既存と違うのか、どこが初めてなのかを具体的に入れてください。
固有名詞と数字を入れる
抽象的な表現より、具体的な情報のほうが目に留まります。対象地域、対象人数、価格、提携先。書ける事実があるなら、タイトルに置く価値があります。
本文の順番
結論、背景、詳細、会社情報。この順番が基本です。物語のように背景から始めると、結論にたどり着く前に読むのをやめられます。
また、記事にしやすい形で情報を渡すという視点も重要です。記者は受け取ったリリースをもとに記事を書きます。事実関係が整理されていて、そのまま引用できる文があると、扱われやすくなります。
誰にとってのニュースなのかを示す
自社にとって大きな出来事でも、読者にとって意味がなければニュースになりません。記者が見ているのは、その先にいる読者です。
この発表が、誰のどんな状況を変えるのか。ここが書かれていないリリースは、社内向けのお知らせと変わりません。
画像とデータを用意しておく
記事には画像が必要になります。使える画像が無いというだけで、扱いの優先度は下がります。
サービスの画面、製品の写真、代表者の顔写真、ロゴ。最低限これらを、印刷にも耐える解像度で用意しておいてください。あわせて、利用条件を明示しておくと相手が使いやすくなります。
連絡先を必ず明記する
興味を持った記者が、追加で質問したいと思う場面があります。このとき連絡先が書かれていないと、そこで終わります。
担当者名、電話番号、メールアドレス。そして、その連絡先がすぐにつながる状態かどうかも重要です。リリースを出した直後は、問い合わせに対応できる体制にしておいてください。
専門用語を使いすぎない
業界内で当たり前に使われている言葉が、記者に通じるとは限りません。相手はその分野の専門家ではないことのほうが多いです。
読んで理解できなければ、記事にすることもできません。社外の人に一度読んでもらい、分からない言葉が無いかを確認するだけでも精度が上がります。
出すタイミングを考える
大きな出来事が重なる日は、埋もれます。また、記者にも締め切りのリズムがあります。金曜の夕方や連休前は避けたほうが無難です。
加えて、リリースを出す前に自社サイトの情報が整っているかを確認してください。興味を持った記者は必ずサイトを見に来ます。そこで情報が古いままだと、それだけで信頼を落とします。
一度で終わらせない
初回で取り上げられなくても、それは失敗ではありません。継続的に発信している会社は記者に認識されていきます。
大切なのは、出すたびに内容が伴っていることです。中身のないリリースを頻発すると、逆に読まれなくなります。
スピカデザインでは、経営フェーズごとに必要なクリエイティブを整理した独自の戦略マップをもとにご提案しています。いま何から手をつけるべきか迷われている場合は、サービスページもあわせてご覧ください。
まとめ
- 冒頭で判断される。結論を先に置く
- タイトルに固有名詞と数字を入れる
- 誰にとってのニュースなのかを明示する
- 画像とデータを、使える形で用意しておく
