Recruit Design – 採用におけるWEBデザインの役割
SPIQA DESIGN
2023.02.09
初めまして、スピカデザインの長嶋です。
せっかくなので、簡単な自己紹介を。
ファッション業界で10年ほど服作りに携わった後、人をつなぐWEBデザインに惹かれ、現在はWEBディレクターとして日々奮闘しています。一月から立ち上がった採用特化型のWEB制作サービス「リクルートデザイン」のディレクターとして抜擢され、デザイナーの阿部、コーダーの加藤と一緒に、「採用」というキーワードからWEB制作と向き合う日々を送っています。
僕の記事では、人事担当者と求職者をつなぐ「採用サイト」が、どのような目的でデザインされているかを、ディレクター目線で紐解いていきたいと思っています。初回となる今回は、スピカデザインが考える「採用におけるWEBデザイン」がどのような役割を持つかをご紹介します!
目次
スピカデザインが考える「採用のためのデザイン」って?
そもそも「採用」とはなんなのか、を理解している人はどれくらい居るのでしょうか。
一般的にはこれくらいで認識している人が多いと思います。僕もそうでした。
でも、これって採用活動におけるゴールでしかないんです。
採用活動を分解する
就職活動をしたとき、皆さんはどんな風に進めたでしょうか?行きたい業界を選定して、企業を探して調べ、応募書類を作成して、面接を受けて…こんな風にいくつかのステップを踏んで、働きたい企業にアプローチをしていったと思います。
同じように、企業がWEB上で行う採用活動に関しても、求職者の行動に合わせて段階が分かれているのです。
ちょっとマーケティングの話にも似ていますね。求職者の行動も【認知・関心・検索・行動・共有】というモデル(AISAS)に近いので、上の画像のように「採用する」というゴールから逆算すると、必要なものが見えてきます。ちなみにマーケティングの話はこちらで分かり易く説明されていますので、是非ご覧ください。
つまり、「戦略×デザイン」を通じて企業の魅力を最大限伝えるお手伝いをすることで、クリック率や応募率を最大化するのが、僕たちの仕事というわけです。
採用集客を最大化するためにできること
仰々しい言いかたですが、「どれだけの人に【認知】してもらえるか」です。
世の中に企業はたくさんありますが、就職活動を始めてから「こんな会社があったんだ!」という経験はありませんか?企業側はこのような求職者との接点を少しでも増やすために就活イベントに参加したり、採用媒体に掲載しています。これだけでも、人事担当者の苦労が窺えますね…。
この段階で僕たちが注目するのは、インプレッションの部分です。
採用集客での戦略は主に以下の5つが代表的なものです。
- WEB広告 (リスティング広告やLINE広告などで、自社の採用ページに呼ぶための広告運用を行う)
- SEO (自社のメディアなどで採用に関する記事を書いて集客を行う)
- SNS広告 (InstagramやTikTokなど、ターゲットに合わせた媒体を継続的に運用して集客を行う)
- クローリング系媒体の活用 (IndeedやGoogle仕事検索などに自社サイトを表示させて集客を行う)
- 大手媒体の活用 (dodaやマイナビなどの媒体を活用して集客を行う1番ベーシックな手法)
それぞれ集客方法によって必要な制作が変わります。例えば大手媒体をメインで使用するのであれば、リッチな採用サイトよりも信頼感を伝えるコーポレートサイトが必要であり、SEOを行う場合はオウンドメディアが必要になる…など
このように、企業と求職者の接点だけで考えても、WEB制作でできることは変わってきます。
応募してもらうためにできること
集客戦略で必要なものがわかったら、いよいよデザインの出番です。
行きたい企業のホームページにアクセスし、「なんか見た目が古くてイケてないな…」「どこから応募すれば良いか分かりづらい!」となったら、ちょっとその企業に応募するのが面倒くさくなりますよね?これを「デザイン」で改善するわけです。
例えば、応募率が悪い原因が「どこから応募すれば良いか分かりづらい」であれば、導線を改善するデザインを行う。「応募の入口は分かり易いのに応募率が悪い」のであれば、企業の魅力がきちんと伝わるデザインを行う。
現状の課題が分かれば、デザインで解決できることはたくさんあるのです。
スピカデザインが採用で一番伝えたいこと
スピカデザインが考える「採用のためのデザイン」がどういうものなのかは、ある程度分かってもらえたと思います。では、採用において求職者に伝えるべきことってなんでしょう?
これです。
- どのような人が居るのか?
- どんな会社なのか?
- どんな仕事があるのか?
新しい職場に対して期待と不安を抱えている求職者にとっては、どれものどから手が出るほど知りたい情報です。この情報がきちんと求職者に届けば、企業の魅力が正しく伝わり、安心して応募ができるようになります。
僕たちが企業の魅力を考える上で、一番伝えたいと思っているのがこの「3つの知る」なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
少し長くなってしまいましたが、まずはスピカデザインがどんな目線で「採用におけるWEBデザイン」を考えているかをお伝えしました。次回からは実際の採用サイトをご紹介しながら、「採用におけるWEBデザイン」を紐解いていきたいと思います。もしよろしければ、次回もご覧いただけると嬉しいです!
ではまた!