(SPIQA MAGAZINE)
スピカマガジン
【サイトレビュー】芸術の秋だ!イベントのサイト
デザイナーのH.abeです。
芸術の秋ということでいつも以上にインプット熱がアチィな私です。
今回、実際に参加予定のイベントサイトがとてもカッコよかったのでトレンドデザイン勉強会で共有しよう!となった次第です💃
それではやっていきます〜〜〜〜
今回レビューするサイト
今回レビューするのはTOKYO NODE開館記念イベント「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks x ELEVENPLAY」の特設サイトです。
競合サイト
サイトのポイントを分解する前に、競合として「実際に足を運ぶことを目的としている」イベントサイトを軸に選定をしました。
劇団ゆらじしゃく「命、ギガ長ス」
▼配色
【ベース】薄い小豆色 【メイン】赤 【アクセント】なし
毛筆フォント×iOS絵文字が印象的です。
本サイトを拝見したとき、真っ先に気迫に近いものを感じました。
それは、ビジュアルももちろんですが、ボタンが斜めになっていたり、左右の余白が極端に狭かったり、毛筆フォントとドット風のフォントが混在していたりすることで生じる「違和感」が気迫を演出しているのではないかと考えました。
オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム
▼配色
【ベース】白 【メイン】緑・黄・赤 【アクセント】なし
構成はとてもシンプルですが、ビジュアルや手書き文字が独自の世界観を演出しているサイトです。
緑・黄色・赤のラスタカラー(リトルトゥースカラー)がとても印象的です。
使用している画像にノイズがかかっていて、これまでの長い道のりを情緒的に魅せていると感じました。
▼結果
実際に足を運んでもらうには「世界観に興味・共感を持ってもらうこと」だと考えました。
そのため、どちらのサイトもそれぞれの手法で世界観を的確に表現されていました。
また、目的は「実際に足を運んでもらうこと」なのでチケット購入がコンバージョンになっているという共通点がありました。
今回のサイト
次は今回選定したサイトを競合サイトと同じように分解しました。
Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks x ELEVENPLAY
▼配色
【ベース】グレー・黒 【メイン】黄緑 【アクセント】なし
本サイトも目的は上記同様なため、チケット購入がコンバージョンになっています。
いいなと思ったポイント
仮想空間なのか?現実なのか?という世界観をビジュアルで表現
VRのような左右の円の中に世界が広がっています。
建物や生身の人物(現実)とポリゴン調のオブジェクト(仮想空間)を掛け合わせたビジュアルが本イベントを効果的に表現されていると感じました。
「syn」をモチーフにしたパターン
背景の模様は「syn」を抽象的にしたものが施されています。
独自の世界観を表現しつつ、コンテンツの邪魔をしない、適度がとても参考になりました。
Y2Kを感じるデザイン
はっきりとした実線と蛍光色の掛け合わせやグリッチ加工にY2Kっぽさを感じました。
本イベントは前例の無い体験をできるということがポイントなので、最新感を表現されているのかなと思いました。
なぜこのデザイン?どういう効果が期待できる?
効果的に世界観を表現したことにより、興味・共感を持つ人が増加するのではないでしょうか?
また効果としては、イベントへの参加希望者が増えることが期待できると考えます。
チケット購入への導線もスムーズでわかりやすいので、途中で気持ちが変わることなく購入までたどり着くことが期待できます。(実際私がそうでした!)
まとめ
どのサイトもイベントを効果的に表現されていて、なによりもイベントを深く理解していることがとても重要であると感じました。
表現をする側として、マインド含めとても刺激的でした!(そしてイベントとても楽しみ…!)
今後もトレンドデザイン勉強会での共有内容をこのスピカマガジンに掲載していく予定なので、どうぞお楽しみに!