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(SPIQA MAGAZINE)

スピカマガジン

【サイトレビュー】デジタル事業を展開する企業のホームページ

こんにちは!H.Abeです。
先日、lottieというサービスの情報を手に入れ、それからというものWebデザインにおける「動き」に対してちょっとしたブームが来ている私です。
今回は、「動き」に着目してサイトを見漁っていたところ、AI事業をしている企業のホームページにたどりついたのでデザインの考察をしたいと思います。

今回レビューするサイト

株式会社ACES:https://acesinc.co.jp/
今回紹介するサイトは株式会社ACESのコーポレートサイトです。
こちらの企業はAIアルゴリズムを用いて、属人化しているヒトの知見や業務をデジタル化する「AIトランスフォーメーション事業」を通して、「シンプルな社会」の実現を目指している企業です。

競合サイト

AI inside 株式会社

AI inside 株式会社:https://inside.ai/
テキスト・画像・音声・動画など複数の種類のデータを一度に処理できる独自のAIの技術を活用しながら、あらゆる企業・団体のDXを一気通貫で支援しAIのビジネス活用を推進している企業です。

▼配色
【ベース】白 【メイン】黒 【アクセント】なし

▼分析
FVの写真の印象から、先進的・近未来的な印象を受けます。
デザインの構成は非常にシンプルで、余計なものは排除されたことで、必要な情報がすぐに手に入るような構成になっています。

株式会社PKSHA Technology

株式会社PKSHA Technology:https://www.pkshatech.com/
自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開している企業です。

▼配色
【ベース】白、淡いグラデーション 【メイン】黒 【アクセント】なし

▼分析
FVの印象から、先進性や洗練された印象を受けます。
主に線や色味が洗練された印象を表現していると考察しました。
不規則に動く線はデジタル世界を彷彿とさせる奥行き感を感じます。

総論

AIという近未来的な要素を、図形や線などを抽象的な要素として用いて、先進性を表現しているものが多く見受けられました。

今回のサイト

次は今回選定したサイトを競合サイトと同じように分解しました。

▼配色
【ベース】白 【メイン】黒 【アクセント】なし
ビジョンの「アルゴリズムで、社会はもっとシンプルになる。」という内容に合わせてシンプルな色味を選んでいるのではないかと考察しました。
また、先進性を表現する方法として、「動き」がキーワードなのではないか?と考え、動きを際立たせるために、あえて他の要素(有彩色)は除いたのではないかと考察します。

いいなと思ったポイント

ビジョン、ミッションにあったテイスト

ビジョンの「アルゴリズムで、社会はもっとシンプルになる。」
ミッションの「アルゴリズムで、人の働き方に余白をつくる。」の内容に合わせたデザインがされていると感じました。
具体的には2点です。

①大胆に取られた余白
ミッションの内容が視覚的に表現されています。

②シンプルな印象が徹底されている
シンプルな図形を用いることで、ビジョンの内容が視覚的に表現されています。

先進性を感じる要素

①2進数で表現されたアニメーション

コンピューターの内部では、全ての情報(命令やデータ)が2進数で取り扱われています。
コンピューターとAIは切っても切り離せない関係性であることから、このようなアニメーションが用いられているのではないかと考察しました。

②ローディング、FVのアニメーション、ページ遷移時のアニメーションをlottieで実装されている
ローディングのアニメーション、FVアニメーション、ページ遷移時のアニメーションは全てlottieで実装されています。
lottieを用いることで、サイトスピードを下げることなく、高画質なビジュアルの再現が実現しています。

③英字フォントが図形的なシェイプをしており、無機質な印象

シンプルに振り切っている印象を一番感じた箇所です。
「シンプルがキーワードなので、フォントに雰囲気を出すセリフや強弱は必要ないのだ」と言わんばかりのフォントに感じました。
正円、正三角形で構成ができそうなフォントで無機質さから生まれる先進性を感じました。

なぜこのデザイン?どういう効果が期待できる?

AIを用いた先進的な事業であることを表現するためではないかと考えます。
シンプルな印象から、端的に説明をしてくれているように感じます。
そのような印象から、過不足なく企業の情報を伝えることができ、結果として問い合わせをする企業は、ミスリードが少ない状態にすることができるのではないでしょうか。

まとめ

動きをつけることで、奥行きを演出することができるのではないかと考察しました。
今回ご紹介した業界は、AIを用いた最新技術をそれぞれのアプローチで事業展開しています。
AIの印象は「最新技術」「先進的」「未来的」であることから、奥行き(=奥深さ)が必要であったのではないかと感じました。