(SPIQA MAGAZINE)
スピカマガジン
【サイトレビュー】革靴好きによる、こだわりの買取サービスのサイト
フォーマルな場所ではパンプスではなくオックスフォードシューズを履きがちなコーダー、オガワです。
いい感じのサイトを求めてWEBデザインのまとめサイトを見ていたところ、革靴好きだからこそ気になるサイトが…!
今回は完全に趣味で選んだ、革靴に関するサービスサイトのデザインを考察したいと思います。
今回レビューするサイト
今回紹介するサイトは革靴の中古買取サービス「studio.CBR」さんのサイトです。
スタッフさんが革靴大好きな方々らしく、どのフローにも好きだからこそのこだわりが感じられる安心感のあるサービスのようです。
競合サイト
DRESS by クール・ヴェール
▼配色
【ベース】白 【メイン】茶色 【アクセント】赤
▼分析
取り扱うものが革靴なのもあり、シンプルで高級感がある印象です。
「高級感」を感じる要因としては、使用している色が暗めのトーンを選定していることと、見出しやアクセントとして使われている明朝体がかっちりとした印象のあるものだからかと思います。
LASTYLE(ラスタイル)
▼配色
【ベース】白 【メイン】青 【アクセント】なし
▼分析
FVで掲載するロゴを暗めの青と黄色、そして評価のアイコンとして使われる「★」を入れることで、高級感がある印象です。
シンプルかつ落ち着いていてかっちりとしたデザインになっていることで、誠実な取引ができるサービスだと感じました。
総論
取り扱うものが高級革靴なのもあり、きっちりとした高級感があるデザインを意識しているように感じました。
また、サービスサイトでもあるので、金額や実績の多さという部分が印象に残りやすくなるようにLPに近い構成になっている印象です。
今回のサイト
次は今回選定したサイトを競合サイトと同じように分解しました。
▼配色
【ベース】ベージュ 【メイン】濃い緑 【アクセント】茶色
まずは「革靴」らしさのある色ということで、アクセントに茶色。
そして、サービスとして「透明性のある買取で安心して利用されるお店を目指して」ということを掲げているため、全体に柔らかい色を使うことで「安心感」や「親しみやすさ」を表現しているのかと思います。
いいなと思ったポイント
まず見せるのは、お店ならではのこだわり
他の競合サイトが革靴を大きく見せているのに対し、こちらのサイトは革靴のお手入れ道具や取引の様子をメインに見せています。
写真をシンプルなレイアウトで配置しているからこそ、「大切な革靴だから手放した後も大切にしてほしい」という依頼者側の潜在意識を刺激するコピーにしっかりと目がいき、革靴が好きなスタッフが丁寧に取引を行っていることが表現されているのではないかと感じました。
商品のようにキレイな革靴の写真
私がサイトを探していた時もまず写真が気になってサイトを閲覧したのですが、革靴の写真へのこだわりをとにかく感じました。
ブランドの商品であればブランドロゴが入った箱に入った写真をよく見かける印象ですが、こちらのサイトは全て同じ画角で綺麗に撮影されています。
より革靴が映える写真にしているところにスタッフさんの革靴愛が感じられて、サービスにも興味を持ってもらえるのではないでしょうか?
なぜこのデザイン?どういう効果が期待できる?
サイト全体を通して、「革靴が好きだからこそ妥協しない」という想いが感じられるため、高額買取というよりも丁寧な取引を行っている、ということを訴求するためにこのデザインになっていると感じました。
また、一つひとつの写真により革靴を綺麗に見せるようにこだわりが感じられることで、同じように革靴を大切に想っているユーザーに刺さって取引が見込めるのではないかと思います。
まとめ
高級なものを取り扱うサービスだとつい「高級感」を意識してしまうかと思いますが、サービスの特徴やこだわっている部分を紐解いて考えると、必ずしも高級さを意識することが正解ではないのだなと感じました。
また、このサイトを違うモニターで見た際に印象が少し変わって見えた部分があったので…
ターゲットユーザーが使っているであろう条件でよりよく見える配色、デザインにすることも意識していきたいですね。