(SPIQA MAGAZINE)
スピカマガジン
【サイトレビュー】都内にあるおしゃれなホテルのサイトレビュー
こんにちは。デザイナーのHandaです。
今回は素敵なコンセプトのホテルのサイトを見つけたので、サイトレビューをしてみました。
都内のおしゃれなホテルのサイトも参考にしつつ、考察していきます!
今回レビューするサイト
東京都 渋谷代々木公園に隣接し、都会の刺激とくつろぎを同時に愉しむ「Urban Recharge」をコンセプトとしたスモールラグジュアリーブティックホテル「TRUNK (HOTEL) YOYOGI PARK」の公式サイトです。
競合サイト
TRUNK (HOTEL) YOYOGI PARK と同じく、都内にあるホテルのサイトを2つ挙げます。
DDD HOTEL
東京都中央区にあるデザイナーズホテル「DDD HOTEL」の公式サイトです。
「ビジネスホテルとはなにか」を考え作られたホテルで、ただ単に寝るだけの場所ではなく食やアートを中心とした文化的な時間も過ごせるようにと、アートギャラリーまで併設されています。
▼配色
【ベース】ベージュ 【メイン】ダークグリーン 【アクセント】ゴールド
▼分析
「目まぐるしい現代を生きる人々が泊まる」というコンセプトから、現実を切り離せるような空間を演出するために全体像がわかりにくい内装写真を使っています。
サイト全体のレイアウトもかなり自由でスタイリッシュなデザインとなっています。
THREE
品川区にある長期滞在も可能なアパートメントホテル「THREE (スリー) 」の公式サイトです。
「ささやかな日常」をコンセプトに、個性の異なる3つのお部屋が特徴的なホテルとなっています。
▼配色
【ベース】白 【メイン】カーキ、ネイビーなどアースカラー
▼分析
アースカラーを使うことで目に優しく落ち着く空間やコンセプトの「ささやかな日常」を表現しています。
また、3つのお部屋のメインカラーを変えることで、それぞれの印象を引き立てています。
総論
ホテルのコンセプトに合わせたデザイン表現が特徴的でした。
コンバージョンである予約ページは外部へ遷移させる場合が多く、公式サイトはホテルのコンセプト・世界観を伝えるためにデザイン性が高いものが多く見受けられました。
今回のサイト「TRUNK (HOTEL) YOYOGI PARK」
▼配色
【ベース】アイボリー 【メイン】ベージュ
いいなと思ったポイント
線できっちりと区切られたデザインの中に手書きのタッチが混ざっており、色が少ない中でも形・動きでアクセントをつけている部分が素敵な表現だと思いました。
ページ遷移のアニメーションや、常に動く波のアニメーションの速度やイージングにも細かなこだわりを感じ、心地良さを感じます。
なぜこのデザイン?どういう効果が期待できる?
都会の「くつろぎ」と「刺激」を同時に愉しむというコンセプトから、余白を広く取って「くつろぎ」を表現したり、全体にノイズをかけることで「刺激」を表現しているように感じました。
綺麗に整列され線で区切られたレイアウトと、英語が波を打つようなアニメーションも「静」と「動」=「くつろぎ」と「刺激」といったコンセプトを表しているのではないでしょうか。
ホテルの世界観や雰囲気を文字だけでなくサイト全体で表現することで、このホテルに泊まることがステータスになるような高クオリティを求めるユーザーへの集客に繋がっていると思います。
まとめ
色数の少ない配色で洗練された印象のデザインの中に、対立するワードのコンセプトが混ぜ込まれた素敵なデザインのサイトでした。
ホテルの立地やインテリアの雰囲気、コンセプト、ターゲットなどを深掘りすることで、唯一無二のそのホテルらしさが表現できるのだと感じました。
今後もトレンドデザイン勉強会での共有内容をこのスピカマガジンに掲載していく予定なので、どうぞお楽しみに!