【ChatGPTで業務効率化!】WEBディレクターの活用方法をご紹介
SPIQA DESIGN
2023.09.15
昨今色々なところで話題になっている「ChatGPT」。各方面で様々な活用方法が紹介されています。
今回はそんな話題のAIを実際のWEBディレクターがどのように活用しているかをご紹介いたします!
アイディアが行き詰まって中々作業が進まない方は必見です。
※前提として、ChatGPTの返答をそのまま使うことは推奨できません。あくまでも制作におけるヒントとして活用するようにしてくださいね!
目次
アイディア出しのサポートとして利用しよう
制作においてアイディアがなかなか浮かばず、遅々として作業が進まないというシーンがあると思います。特に、制作のたたき台としてワイヤーフレームに記載する「キャッチコピー」などは、色々な情報を要約する能力と、それを短く情緒的にまとめる感性が重要です。時間をかければある程度固まったワードを出すことは出来ますが、その時間を短くするにはかなりの経験値が必要になります。
今回はこの「キャッチコピー」を例に挙げて、制作のヒントにしてしまおうという試みです。
どうすればより精度の高いアイディアを出してくれるか
まずはフワッと質問してみる
今回は「ハンバーガー屋のキャッチコピー」を作ってもらおうと思います。
予想していたより良さそうなキャッチコピーが出てきましたが、ちょっとぼんやりしていて伝わりづらいものも含まれています。
ChatGPTのようなAIは、まるで人間が答えてくれるかのように文章に返答してくれますが、実はフワッとした質問をしてもフワッとした回答しか返してくれません。(これは人間にも言えることですが)
逆を言うと、「具体的な条件」「詳細な情報」「明確なターゲット」「参考になる例」などの条件を伝えてあげることで、より精度の高いアイディアを提示してくれます。
そして、実はもう一つ精度を高める要素があります。それが、「役割を与える」です。
プロフェッショナルを演じてもらおう
どういうことかというと、簡単です。
質問をする前に「あなたはプロの○○です」と打ち込むことで、プロフェッショナルを演じて貰います。こうすることでそのまま質問をするよりも、よりリアリティのある回答を提示してくれるようになります。
前の回答よりも面白い言い回しのキャッチコピーが出てきました。
具体的に条件を指定しよう
実際に参考にするには、もう少しハンバーガー屋の詳細な情報を伝える必要がありそうです。
そこで、下のような条件を追加して考えてもらいました。
コンセプトを反映した内容で、良さそうなフレーズも幾つか出てきました。
例えば、5番を参考に「ハワイ気分を味わう、本格ジューシーバーガー!」みたいに変えるのはどうだろうか…とアイディアの幅を広げることができます。
こんな風に、より自分が求める回答に近づくように条件を追加していくと、回答の精度が上がっていきます。
もっと分解してみよう
ここから先は、別のアイディアに応用するヒントを探すことが出来る深掘りです。
提示されたキャッチコピーの中で5番の言い回しが気になったので、どんな風にこのキャッチコピーが考えられたかを教えてもらいましょう。
このキャッチコピーが、「旅行気分」「新しい体験」「本場のハンバーガーの味わい」感じられるように作成されていることが分かりました。
こうしてこのキャッチコピーが出てきた成り立ちを確認し、指定した条件のどの部分をもとに広げていったかを確認することで、実際に自分がアレンジしたり考えたりする時の「思考のヒント」にしています。
ChatGPTを使うときはリライトが必須!
AIの進化は目覚ましく、出てくる返答の精度はどんどん上がっていますが、最終的に自然な形に仕上げるためにはまだまだ人の手によるリライトが必要です。
それに加えてAI全般に言える事ですが、制作物の利権問題もあげられます。
つい最近でも、画像生成AIで作品を作っていたアメリカの漫画家が著作権の取り消しを求められるというニュースが話題になりました。
ChatGPTを利用するのはアウトプットのサポートやアイディア出しの参考、思考の整理に使うことに留め、きちんと自分の考えやアイディアで仕上げるようにしましょう。
今回ChatGPTを使って僕が考えたキャッチコピー
どうでしょうか?ちょっと長いですが、たたき台としては充分かと思います。
まとめ
今回は巷で話題のChatGPTを、実際に有効活用する方法をご紹介しました!
精度を高くして活用するには、
- プロフェッショナルを演じてもらう
- 具体的に条件を指定する
- 気になる返答の思考ロジックを教えてもらう
- そのまま使わず、きちんとリライトする
このステップを踏むことで、僕ら制作者の大きな手助けになってくれます。
制作の際に行き詰まってしまったら、たまにはAIの力を借りてみてはいかがでしょうか。
それではまた!