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ECサイト開業の基礎知識〜大手ECサイト構築サービス比較〜

spiqa_design

2023.05.16

近年、ECサイトの市場は年々拡大しており、開業を考えている人も多いと思います。

この記事ではこれからECサイトを開業する方のために最低限必要な知識と、大手ECサイトの構築サービスの特徴をまとめていきたいと思います。

ECサイトとは

そもそもECサイトとは、Electronic Commerce(電子商取引)の略称で、インターネット上で商品やサービスを販売するためのオンラインショップのことを指します。

ネット上で行う取引はすべてECに分類されるので、厳密には有料動画配信サイトなどもECサイトの一種です。しかし、オンラインショップやネットショップ、通販サイトなど、一般的には商品を販売しているサイトを指すことが多いです。

開業前に準備すべきこと

ビジネスモデルの確立

ECサイトを開業する前に、ビジネスモデルを確立する必要があります。どのような商品やサービスを提供するのか、どのように収益を得るのか、どのように顧客を獲得するのかなどを明確にしておくことが重要です。

商品やサービスの選定

ECサイトで扱う商品やサービスを選定する際には、市場調査が必要です。どのような商品やサービスが需要があるのか、競合他社との差別化点は何かなどを調べ、自社の強みを活かした商品やサービスを選ぶことが大切です。

プラットフォームの選定

ECサイトを開業する際には、どのようなプラットフォームを使用するかを選定する必要があります。自社で開発する方法もありますが、大手ECサイト構築サービスを利用することもできます。

マーケティング戦略の策定

ECサイトを開業しても、商品やサービスが売れなければ意味がありません。マーケティング戦略を策定し、顧客を獲得するための施策を実施することが必要です。

モール型・自社サイト型のメリット・デメリット

ECサイトには大きく分けて「モール型」と「自社サイト型」の二種類があります。

モール型とは、のオンライン上のショッピングモールのような場所に出店するものを指します。有名なものでは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・ZOZOTOWNなどがあります。

一方、自社サイト型は自分で一からECサイトを構築するタイプです。有名なものではShopify・カラーミー・STORESなどがこれに当たります。

前述した「モール型」と「自社サイト型」のメリット・デメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
モール型・開設が簡単
・モール自体に集客力がある
・お客さまに信頼してもらいやすい
・モール自体の様々なサービスを利用できる
・競合が多く差別化が難しい
・テナント料やロイヤリティを支払う必要がある
・値下げ競争になりやすい
自社サイト型・デザイン・機能などの自由度が高い
・企業や製品のブランディングができる
・データを活用しやすい
・開設に手間と時間がかかる
・集客を自社でする必要がある
・ある程度の専門知識が必要

モール型のECサイトは、ショップのひな型や店舗管理システムが用意されており、決済もモールが代行してくれるので、出展者はECサイトを自分で構築する必要がなく、手軽に開設することができます。

一方、自社サイト型は、完全に何もない状態から作るものや、プラットフォームを利用して構築するものなどさまざまなタイプがあります。デザインや機能面の自由度が高い半面、セキュリティや決済システムなどを自前でつくる必要があります。

自社サイト型の構築サービス比較

前述した自社サイト型のECサイトで、とりわけ有名なものを紹介していきます。

Shopify

Shopifyは、世界175ヵ国、加盟店数約170万店舗を抱える世界的なECサイト構築プラットフォームです。

豊富なテンプレートやアプリストアから機能を追加できるため、自分たちに必要な機能だけを追加して使うことができます。また、海外向けの販売に強く、多言語対応や多通貨決済などの機能が充実しています。

しかし、多機能であるために、使いこなすための知識や時間が必要になる場合があります。

公式サイト【Shopify】
URL: https://www.shopify.com/jp

カラーミーショップ

カラーミーは、国内向けのECサイト構築プラットフォームで、サービス開始からわずか3年でEC市場におけるシェアNo.1を獲得しています。特に、SNSやマーケティングに特化した機能が充実しており、独自のマーケティングツール「カラーミーMA」と連携することで、マーケティングの効率化が可能です。

また、豊富なテンプレートやカスタマイズ機能があり、デザイン性にも優れています。

ただし、機能が多くなると料金が高くなるため、予算に余裕がある場合におすすめです。

公式サイト【カラーミーショップ】
URL: https://shop-pro.jp/

STORES(ストアーズ)

STORESは、楽天グループが運営するECサイト構築プラットフォームです。

国内での知名度が高く、多くのECサイトがSTORESを利用しています。初心者でも簡単に利用できるように設計されており、豊富なテンプレートから選ぶことができます。

また、楽天市場との連携が可能で、楽天市場に出店することができます。

ただし、STORESには他のプラットフォームに比べて、独自の決済手数料がかかります。

公式サイト【STORES】
URL: https://stores.jp/

BASE

BASEは国産のサービスで、初期費用・月額料金が無料でネットショップを開設することができます。ネットショップに必要な機能が豊富に用意されており、ほとんどが無料で利用することができます。

かかる費用としては、商品が売れた際に手数料として、注文合計金額(商品代金+送料)の6.6%(決済手数料3.6% + サービス利用料3%)+40円がBASEに支払われる仕組みです。

STORESも国産のサービスで無料プランもありますが、BASEは2019年に東証マザーズに上場しており、企業規模からしてもSTORESより安心して利用することができます。

ネットショップを初めて開設する個人の方にはBASEがおすすめです。

公式サイト【BASE】
URL: https://thebase.com/

まとめ

ECサイトを開業するには様々な準備と基礎知識が必要です。大手ECサイト構築サービスにはそれぞれ特徴があり、自社のニーズに合わせた選択が重要です。

今回紹介したものはごくごく一部ですが、ECサイト開設を検討してる方はぜひ参考にしてみてください!


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