スピカマガジン

〈1日1動画〉ACCに入賞したCM動画をレビュー!#04

2023.01.11

どうも、スピカデザインの浅井です。

浅井のACCアワードを受賞したCM動画のレビュー。
第4回、お待たせしました。

期間がかなり空いてしまいました。サボっていたわけではなく、サーバーの不具合で画像がアップロードできなかったためだということをお伝えしてきます…

第3回の記事を投稿した日は、マツケンサンバを聴きながら松屋の牛丼を食べました。
あ、でもタクシーは使わなかったです。ごめんなさい。
「急に何を言っているんだ」と思った方は前回の記事をご覧ください!

動画を引用するサイト「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」

今回レビューさせていただくCMはこちらから引用します!

http://www.acc-awards.com/festival/2022fes_result/filma.html

審査委員長をされた細川 美和子さんによるとアワードの選考基準は

広告の歴史として残したい、と思うものが厳選されました」ということです!

詳しくは上記のリンクにある <細川審査委員長 審査講評> の項目をご覧ください。

このACC フィルム部門にて入賞されたCMを恐れ多くも僕がレビューさせていただきます!
めちゃめちゃ見応えのある良いCMばかりなので、ぜひ目を通してみてください!

『グッデイ 新園芸祭「エール」篇』

ACCファイナリスト

https://www.acc-awards.com/festival/2022fes_result/detail.html?awards=ie&entryId=FA220366

動画のポイント・考察

  • 「花があなたを応援している」というフレーズを、擬人化で表現するオモシロCM。
  • 歌に合わせて花弁の開閉を見せることで、確かに花が歌っているように見えます。
  • 歌詞やメロディーが単調で覚えやすく、つい歌いたくなってしまいます。
  • 歌詞も「あなたならできる」だけで単純だが、メロディーと歌い方と合いの手で元気をもらえるようなものに。自己肯定感が低めの方は、このCMを朝のアラームにしてみては…?
  • 見た目は綺麗な花が、男性の野太い歌声や甲高い奇声を上げているような描写をしており、ギャップのある表現で、ユーモア溢れています。
  • 合いの手の「で゙ぎる゙ぅ゙ぅ゙ゔゔゔ!!」という掛け声に合わせて開花に強弱があります。
  • 上記の開花の強弱に合わせて、ズームアップ(弱)→ズームアップ(強)とカメラワークにも強弱が付いていて、かなり印象に残る作りです。
  • 最初の10秒間のけたたましい映像から最後の5秒の落ち着いた映像になったときの温度差。
    でも歌は継続して聴こえてきています。本気で応援しているのが伝わってきます。
  • 最後のカットに切り替わったときに歌の音質が変わっており、本来発声ができない花の「声は届かなくても」というフレーズを、音質で表現していると考えられます。

この動画が入賞できた理由を考察

  • 歌に合わせた花の動きで、誰が見ても花が歌っているように見える完璧な「擬人化表現」。
  • 青パンジーが映る同じようなシーンでも、カットが切り替わるごとに近づいていたり、開花の強弱に合わせたカメラワークの強弱など、単調な映像にならないような工夫が施されている。
  • キャッチーで覚えやすく、それでいて元気がもらえようなオモシロソング。
  • 視覚でも聴覚でも印象に残りやすいシュールでユーモア溢れるCM。

『みずほ銀行宝くじ部 「春の開運宝くじ2022/幸運のクーちゃんくじ2022」』

ACCファイナリスト

https://www.acc-awards.com/festival/2022fes_result/detail.html?awards=ie&entryId=FA220907

動画のポイント・考察

春の開運宝くじ2022

  • あり得ないほど図々しい友人(山田裕貴)でも、広い心で許す主役男性(神木隆之介)。
    主役男性にはかなり心の余裕がある…と感じるストーリー。
  • とにかく友人が図々しさの表現が上手い。むしろ上手すぎて感情移入してしまい、こっちが腹立ってくる。3時間の遅刻、自己中な言い訳、遅刻したのに集合後に待たせてコーヒーを買ってくる、という図々しさ。リアルにいたら少し距離を置きたくなるような人です…
  • 3時間待ったということを表現するかのように、主役男性が座っている場所の周りには山積みの本やドリンクカップが散乱している。本当に3時間待ったのか…
  • 「パッパパ~ン」定番SEとともにインナーの胸ポケットに入っているクーちゃん宝くじが映り、主役男性が寛大な理由は宝くじがあるからということが判明します。
    CMで紹介する商品をユーモア溢れる視点で宣伝しています。
  • 最後にコーヒーを買うお金が足りなかったのか、「小銭ある?」と主役男性へ聞く友人。 最後の最後に見ている人全員を再度呆れさせるほどの図々しさ。え、これ誰かの実話とかじゃないよね?
  • ただそれでも友人を許すのが、主役男性なのです。大きな声で「いいよぉ!!」と小銭を取り出す主役男性。宝くじを持てば心に大きな余裕ができるのかもしれません。

幸運のクーちゃんくじ2022

  • カフェでゆるりとお話しをする2人。2人ともテンション高めです。
  • 友人が勢い余ってコーヒーをこぼしてしまい、主役にかかってしまいます。あっちゃー…
    こぼした瞬間はコップメインで映っているカットで、こぼしてしまった印象が強くなります。
  • お店にいる人から注目されます。近くにいる人は顔が見えますが、遠くの人はピントがボケています。被写体の距離感がはっきりと分かります。
  • 隣にあったパフェも主役の方へこぼしてしまいます。わざとやってない?
    こちらもこぼした瞬間はカフェメインのカットになっており、惨劇の印象が強くなります…
  • カフェはしっかり見ればちゃんと食品サンプルを使っていると分かります。クリームの下の部分がこぼれていないですからね。 食べ物を粗末にしないの、偉い!!
  • それでもなお嫌な顔せず笑顔で「大丈夫!!」という主役。心の余裕が伝わってきます。
  • 後ろにはドン引きした表情で2人を眺める女性客が映ります。そらこんな顔にもなるよ。
    外野の表情によりこの惨劇の印象がさらに強くなります。
  • 一方友人はまた紙ナプキンを取り出すかと思いきや袖に付いたホイップを見てあからさまに気分が下がってしまいました。主役の心配もせずに。これはさすがにキレるでしょ…
  • それでも主役が「大丈夫」と言い続ける理由、それは宝くじがあるから。 なるほど、それじゃあ大丈夫だ。とはならないほどひどい状況ですが、これはCMです。 宝くじがあるから寛大な心になっている。こんなひどい状況になっても余裕を持てるほど宝くじには夢がつまっている。という表現をしているのだと考えます。 絶対に自分の友達へ同じようなことをやらないように。

この動画が入賞できた理由を考察

  • 主役の寛大さと、友人の図々しさを誇張し、ユーモア溢れる視点で商品を宣伝。
  • 主役の寛大さを表現する神木隆之介の演技。
  • 友人の図々しさを表現する山田裕貴の演技。
  • カット割りが丁寧で、展開が分かりやすい。

まとめ

以上2本のCM動画でした!いかがだったでしょうか?

やっぱり良いCMって表現方法が面白いですよね。
擬人化は王道の表現ですが、見た目が綺麗な花に男性の声を当ててしまうのが「そっちいちゃったかー」感があって、面白みがあります。
宝くじのCMは表現の言語化に苦戦してしまいました。言いたいことは伝わりましたかね…?

と、いうわけで第4回の動画レビューでした。
次回の投稿でまた会いましょう!

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