WordPressは危険?リスクと解決策をご紹介!
Shimoda
2024.10.31
こんにちは!
ディレクターのまいです。
今回はクライアント様から良く質問をいただく「WordPressの危険性」についてそのリスクと解決策をご紹介していきます!
興味のある方はぜひ最後までご覧ください♩
目次
WordPressとは?
WordPressとは、専門知識がなくても**ブログやWebサイトを簡単に作成できるコンテンツ管理システム(CMS)です。デザインや機能を簡単に追加、プログラミングの知識がなくても直感的に操作でき、テーマやプラグインなどの種類も豊富で、カスタマイズ性にも優れています。
無料で利用できるのが大きな特徴で、世界中で多くの人が利用しています。
ただ世界中の誰もが手軽に利用できる反面、脆弱性(ぜいじゃくせい)も頻繁に指摘されているため、バージョンの古いWordPress、プラグイン、テーマを使用し続けるのはとても危険です。WordPressを安全に運営していくためには、セキュリティ対策が必須です。
WordPressの脆弱性を放置することで想定されるリスク
脆弱性をそのままにしておくことで想定されるリスクを解説していきます。
①個人情報の漏洩
WordPressの弱点を狙った攻撃で最も気をつけるべきなのは、個人情報や重要な情報が漏れてしまうことです。個人で運営しているWebサイトなら被害は小さいかもしれませんが、企業のサイトで情報が漏れると、会員の個人情報やクレジットカード、銀行口座の情報などが流出する恐れがあります。
②コンピューターウイルス感染
第三者によって悪意のあるプログラムがサイトに入り込んだり、ウイルス(マルウェア)が感染する危険性があります。スマホやパソコンにこうした悪いソフトが入ると、遠隔で操作されたり、WordPressが乗っ取られたり、データが悪用されたり壊れたりすることにつながります。
③ホームページの改ざん
WordPressの弱点を狙って、悪意のある人がホームページを勝手に書き換えるリスクがあります。管理画面に不正にアクセスし、情報を無断で変更や削除されることもあります。ユーザーを別のサイトに誘導したり、ウイルスのあるコードを埋め込むなど、さまざまな改ざん方法が使われます。
たまに、見慣れない内容が表示されるホームページがありますが、それは乗っ取られて内容が勝手に書き換えられた状態のまま放置されている可能性が高いです。
④管理画面に不正アクセスされる
管理画面に不正アクセスされると、WordPressの設定や運営が勝手に操作されてしまう危険があります。もしパスワードを変えられてしまうと、自分が管理画面にログインできなくなり、その後WordPressの操作ができなくなってしまいます。
⑤サイトや運営者の信頼が落ちる
運営中のWordPressで改ざんや情報漏洩が起きると、訪れたユーザーや関係者からの信頼を失う恐れがあります。一度失った信頼を取り戻すには、長い時間と多くの労力がかかってしまいます。
特に個人情報の漏洩は、プライバシーの侵害にあたり、法律違反になる可能性もあります。意図しない個人情報の漏洩でも、関係する情報が多ければ、被害がさらに大きくなることがあります。
⑥金銭的な被害につながることも
運営しているWordPressが原因で、ユーザーや関係者に金銭的な被害が発生する可能性があります。悪意のある人が会員情報やクレジットカード情報を盗み、不正に利用して勝手に商品やサービスを購入することがあり、その結果、ユーザーに覚えのない請求が来ることも考えられます。
被害を回避するためのセキュリティ対策
WordPressの脆弱性に少しでも早く気づき、被害を回避するためのセキュリティ対策を解説していきます。
①WordPressを最新版に更新
WordPressが攻撃されないようにするためには、常に最新バージョンに更新することが大切です。バージョンアップは新しい機能や不具合の修正だけでなく、セキュリティを強化して脆弱性を防ぐためにも行われています。
②プラグインやテーマを最新版に更新
WordPressと同様に、プラグインにも脆弱性があるものがあります。テーマによってはプラグインとセットになっている場合もあるので、テーマも含めて常に最新バージョンに更新するのが安心です。また、更新が長期間行われていないプラグインやテーマもあるため、インストールする際は、頻繁に更新されているものを選ぶことが大切です。
③SSL化する
「SSL化(https化)」をすると、サイト上でやり取りする情報が暗号化され、第三者に盗まれたり見られたりしにくくなります。SSL化は、通販サイトなどでの個人情報を守るために必要でしたが、最近ではほとんどのサイトで導入されています。Googleも2014年から「SSL化しているサイトを検索で優遇する」と発表しています。
SSL化されているサイトのURLは「https」で始まり、安全に閲覧や情報入力ができます。一方、SSL化していないサイトは「http」で始まり、「このサイトは安全ではありません」などの警告が表示される場合もあります。SSL化していないと表示できないサイトもあるため、SSL化は今では欠かせません。
④画像認証や二段階認証を使う
WordPressの管理画面に不正ログインされないように、パスワードを複雑にするだけでなく、「画像認証」や「二段階認証」を追加してセキュリティを強化できます。
- 画像認証:画像に表示された文字や、画像の内容を入力して確認する方法です。
- 二段階認証:認証コードやワンタイムパスワードを使い、ログイン時に本人確認をする方法で、運営者本人しかログインできない仕組みになります。
このように複数の認証方法を使うと、セキュリティが高まり、不正なアクセスを防ぎやすくなります。
⑤バックアップを定期的にする
WordPressのバックアップを定期的にしておくと、万が一、不具合や攻撃が起きても、最後にバックアップした時点の状態に戻せます。バックアップは、契約しているレンタルサーバーや専用のプラグインを使って簡単に行うことができます。
まとめ
WordPressを含め、すべてのプログラムには、初めから完璧なものはほとんどなく、何らかの不具合が含まれています。WordPressの場合、セキュリティの欠陥をそのままにしておくと、本体やテーマ、プラグインの弱点を悪意のある人に狙われ、攻撃を受けるリスクが高まります。そのため、定期的にアップデートを行い、セキュリティ対策を徹底して、脆弱性を狙われないようにすることが大切です。