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ウェブサイトを作る前にやるべきこと -「誰に」届けるかを設定しよう

Nagashima

2023.05.12

こんにちは!採用特化型Web制作チームの長嶋です!

ここ数回は採用サイトのレビューをおこなっていたので、ここらで再び「採用活動」の視点からウェブ制作の話をさせていただきたいと思います!今回は「採用サイト」というよりも「ウェブサイト」全般にあてはまる話になりますのでご了承ください!

こちらの記事を読む前に、下の記事も読んでいただけるとより話が理解できますので是非どうぞ!

ウェブサイトはツールの一つ

企業サイト、サービスサイト、ランディングページ…世の中にはたくさんのウェブサイトが存在しているのは、ご存じの通りです。採用サイトもその中のひとつに含まれます。

ではこれらのウェブサイトの役割とはなんでしょうか?

答えはシンプルで、「お客様(企業のターゲット)とのコミュニケーション」のためのツールです。

コミュニケーションのイメージ画像

企業サイトは会社のイメージを、サービスサイトはサービスの内容を、ランディングページは商品やサービスなどの魅力をそれぞれ伝えるツールとして作られます。

採用サイトも同様に、「企業と仕事の魅力を伝える」ツールになることを期待されて作られます。

そしていずれのウェブサイトにも、「誰に(どんな人に)届けたいのか」という意図があります。

今回はそんな制作の前段階の話です。

戦いは作る前から始まっている! -「コンセプト」

ウェブサイトを作ることによって、訴求したいサービスや企業に対するユーザーのイメージは大きく左右されます。だからこそ、「見栄えが良く、素敵なサイトを制作する」必要があるのは誰もが理解できます。

ですが、ここで最も重要なのは「コンセプト」です。

戦略設計のイメージ画像

ここでいう「コンセプト」とは、

  • 「誰に」(ターゲット)
  • 「何を」(コンテンツ)
  • 「どのように」(デザインなどの手法)

届けるのか、という戦略設計のことです。

この部分の設計があやふやになってしまうと、せっかく時間と予算をかけて制作したウェブサイトも「なんとなく素敵なウェブサイト」で終わってしまう可能性が高くなります。

まさに「戦いは作る前から始まっている!」のです。

まずは「誰に」(ターゲット)を設定しよう

この設定をおこなうまでに、以下の3つのステップを踏む必要があります。

  • ユーザー像の設定
  • ペルソナの想定
  • メッセージの言語化

ユーザー像の設定

ユーザー像のイメージ画像

ユーザー像の設定とは、サービスを紹介したい企業や人物に求める要素の洗い出しです。

例えば、自社のサービスがBtoB向けであれば、「どんな【企業】がそのサービスを買ってくれそう」なのか。自社のサービスがBtoC向けのものであれば、「どんな【人】がそのサービスを買ってくれそう」なのか。
これらを仮説を立てて設定していきます。

  • 自社サービスを買う人はどれくらいの収入なのか?
  • 自社に共感してくれるのはどんな性格なのか?
  • 何に困っているのか
  • 物事をどのようにとらえるのか

ここでのポイントは「魅力を届けたい」相手がどのような企業や人なのかをイメージし、「徹底的に言語化」することです。
こうすることで、企業側が求める要素を持っているかどうかが分かりやすくなり、「届けるべき人」と「そうでない人」を整理することができます

ペルソナの想定

ペルソナ設定のイメージ画像

ユーザー像の設定を掘り下げる形でより具体的なキャラクターを作り上げていきます。

自社のサービスがBtoB向けであれば、「【企業】のペルソナと【決裁者】のペルソナ」を設定します。

  • 企業のペルソナを設定する際に必要な情報
    – 企業名、売上規模、従業員数、業種、取り扱っている商材、企業風土、事業の課題などの組織としての属性
  • 個人のペルソナを設定する際に必要な情報
    – 年齢、性別、家族構成、居住地、趣味、よく使用するSNS、使用しているデバイスなどの個人としての属性

自社のサービスがBtoC向けのものであれば、「【個人】のペルソナ」を細かく設定します。

  • 自社サービスを買う人の収入が○○なら、普段はどんな生活をしているのか?
  • 自社に共感してくれる人の性格や価値観は××で、△△になりたいと考えている
  • 自社が解決できる□□の問題に、××の状況で向き合っている
  • 物事を○○のようにとらえるので、長所は△△で、短所は××

このように「魅力を届けるべき対象」のキャラクターを細かく設定することで、そのペルソナが持っている「欲求」を言語化しやすくなります。

その人物の「欲求」を満たすサービスの魅力を伝え、振り向かせるストーリーを作ることが、戦略設計では重要なのです。

ペルソナについてはこちらの記事でも詳しく話していますので、是非ご覧ください!
http://spiqa.design/knowledge/1071/

メッセージの言語化

ペルソナの設定で生まれたキャラクターに振り向いてもらう為に、自社やサービスの魅力を一文に集約します。最もアピールすべき要素を選択したうえで、キャッチコピーのような一文にすることがポイントです。

メッセージの言語化のイメージ画像

この言語化は、ターゲットに対する訴求だけでなく、関係者が「目的を達成するための共通のイメージ」としても機能するため、是非設定してほしい部分となります。

ちなみにスピカデザインのメッセージは「一を聞いて十にする」です。

「クライアントの作った魅力(一)」を「最大化(十)」することが僕たちのミッションです。

素敵なメッセージ!

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「採用サイト」だけでなく、一般的なウェブサイト制作にもあてはまる、「戦略設計」について書いてみました。次回はウェブサイトを作る前に必要な「何を(コンテンツ)」について書いていきたいと思います。

ではまた!


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記事を書いた人

Nagashima

ディレクター

大学時代に友人とファッションブランドを立ち上げた後、革小物の個人事業、アパレルメーカー勤務と10年近くファッションに携わってきました。常に「デザイン」と「ブランド」に触れる環境の中で、新しいものが生まれるのはいつだって人と人がつながる時でした。 ファッションから離れるにあたって、人と人をつなぐ「WEBデザイン」にたどりついたのは、とても自然なことだったように思えます。 その後紆余曲折の末にスピカデザインに就職。 転職活動で苦労した経験を買われて、「採用」に関わるWEB制作を行うディレクターとして抜擢され、今に至ります。 ディレクションは人をつなぐ仕事です。「採用」をキーワードに、「WEBデザイン」という手段を使って、新しいものが生まれる瞬間を生み出す「つなぐひと」になるために、ディレクターとして日々奮闘しています。 凝り性で飽き性。恥ずかしがり屋の目立ちたがり。 矛盾だらけで我ながら厄介な性格だと思いますが、そのおかげで人間味と共感力は人一倍あります。 趣味はスノーボード・スケートボード・キャンプ。週末はほとんど屋外か山で過ごしています。 長野か北海道に移住する事が夢。 ちなみにクルマも乗るので、ごついSUV車を買うのが直近の目標です。

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