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【スピカデザインの業界分析】SaaS業界とは?

Nagashima

2024.02.19

皆さんこんにちは。WEBディレクターの長嶋です。
今回はここ数年で大きく成長を見せている業界である【SaaSビジネス】に関して分析をおこなおうと思います。
クラウド上でソフトウェアやアプリケーションを提供するサービスで、参入企業が増えつつある業界です。

どうぞお付き合いください!

SaaS業界とは

SaaSとは「Software as a Service」の略称で、「サービスとしてのソフトウェア」を意味します。読み方は多くの場合「サース」ですが、「サーズ」とも言われます。クラウド上でソフトウェアやアプリケーションなどを提供するサービスを開発・展開するビジネス業界です。

SaaS業界の仕組み

ビジネスモデルの説明 どのように収益を得ているか ターゲットはなにか など
従来のようなパッケージ型ではなく、サービスの利用期間に応じた料金を支払う仕組みであるサブスクリプション型のビジネスモデルを取り入れています。インターネットを通じてソフトウェアやアプリケーションを提供するので、ソフトウェアをダウンロードしたり、インストールしたりすることなく、インターネット上でサービスを利用できます。

ドキュメントの編集機能やストレージ機能があるSaaSでは、複数のユーザーが同時にファイルの閲覧や編集作業ができ、編集やアップロードしたファイルはクラウド上で保存されるため、常に最新のファイルを複数のユーザーで共有できます。

企業向けのビジネスソフトウェアだけでなく、特定の業界向けに特化した機能を持つソフトウェアもあり、様々なニーズに対応できるようになりつつある点が特徴です。

代表的なSaaSサービスを紹介

  • Slack (ビジネスチャット)
  • Chatwork(ビジネスチャット)
  • Zoom(ウェブ会議)
  • Microsoft Teams(ウェブ会議)
  • マネーフォワード クラウド(会計ソフト)
  • 弥生オンライン(会計ソフト)
  • Google Workspace(ドキュメント 、 スプレッドシート 、 スライドなど)
  • Figma(デザインソフト)

どのSaaSサービスでも特徴的なのは、リアルタイムで編集・共有・保存を行える点です。

SaaSを導入するメリット

  • 開発の必要がなく、導入コストが安価
    独自のシステム構築や高額なパッケージを都度購入する必要が無いため、企業の従業員数などの変動にも柔軟に対応でき、サービスプロバイダーが提供する先進的なソフトウェアを、必要な時点ですばやく利用できます。
  • 保守管理の負担が少ない
    SaaSサービスを利用する際、自社での保守管理はほとんど必要ありません。通常の自社開発やインストール型ソフトウェアでは、障害対応などの対応が必要ですが、SaaSでは保守が不要です。利用者数やデータ量の変動に柔軟に対応できる点も大きなメリットです。
  • 常に最新機能を利用できる
    自社で構築するには難易度の高い、最新機能が利用できる点もメリットです。さらに、バージョンアップはサービス事業者が担当しているため、常に最新状態を保つことができます。これにより、インストール型のソフトウェアにおけるバージョンアップにかかる手間や新しいパッケージの購入が不要になり、結果としてコスト削減に繋がります。

業務効率化の面とコスト面で多くのメリットがあるため、近年では導入する企業が増えており、市場も拡大傾向にあります。このような市場状況を背景に、自社の成長のきっかけとしてSaaSビジネスへの参入を検討する事業者が増えていることも、業界が大きく成長を見せている要因の一つです。

SaaS業界の現状のトピック

SaaS業界は急速な成長を遂げ、数年内には「一兆円規模の市場」に成長すると予測されています。多くの企業がSaaSサービスを採用し、投資家も注目しています。DX/SaaSは日経新聞でも注目され、SaaS導入企業だけでなく、新規事業としてSaaSを始める企業も増加しています。コロナ禍を経て、SaaS業界は急成長し、2022年には株価収益率の下落とともに投資が加速している点も市場が注目されている一因です。

また、近年ではAIと連携したSaaSサービスも注目されており、自己学習型AIが顧客ニーズをデータに基づいて理解し、パーソナライズされた提案をおこなうことができるようになっています。データアラート機能も登場し、悪影響のある潜在的な問題を予測して通知するなど、企業はリソースを最適に活用し、キャッシュフローに課題のある産業にも進出することが期待されています。

SaaS業界の有名な企業

有名企業の紹介 特徴やどのように成功したか 広告業界であれば ー電通 ー博報堂 ーADKホールディングス ーサイバーエージェント など

  • Sansan
    名刺管理サービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」、名刺アプリ「Eight」などを提供する企業です。2023年5月期第2四半期の決算によると、収益は前年比20%以上で推移を続けており、特にインボイス管理サービス「Bill One」の高成長が継続していることが要因となっています。
  • サイボウズ
    グループウェア「サイボウズ Office」「Garoon」、ビジネスアプリ作成「kintone」を提供する企業です。広告宣伝を積極的に実施することで認知度が高まり、売上高の成長にも繋がっています。また、「kintone」を使った省庁の業務DXや情報共有の効率化を目指しています。
  • マネーフォワード
    法人向けバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」を提供する、高いプロダクト開発力が特徴の企業です。
    2022年11月期決算によると、売上高は前年同期比で37%の増収となり、クラウドサービスを上場企業から中堅企業・IPO準備企業まで幅広く導入してもらい、顧客基盤を構築できていることが要因となっています。

SaaS業界をWebでプロモーションするなら?

SaaS業界をWebで効果的にプロモーションするためには、サービスの導入イメージや内容が伝わるコンテンツ制作と、洗練されたデザインによる訴求が重要です。

どんなデザインがいいか

様々な種類のサービスが展開しているので、「どのようなサービスなのか」が伝わるWebデザインをおこなう事が重要です。

サービスカラーを前面に出しつつ、ポップなイラストでサービスイメージを伝えるWebデザインです。
読みやすいフォントでどのようなサービスかもしっかり伝わります。
インフルエンサーのお仕事管理とマイページ作成ツール|QUANT(クアント):https://pf.quant.page/
デジタルクリエイター向けのサービスらしく、先進的でスタイリッシュなWebデザインです。
クールな印象ながらサービスを説明するコンテンツは明瞭に作られているので、とても分かりやすい印象です。
デジタルクリエイタープラットフォーム ZEY:https://hello.zey.zone/

どんな媒体が有効か

SaaSサービスというワードから「どのようなサービスなのか」というイメージが湧きづらい業界ですので、情報を適切に伝えるための媒体の選択が重要です。

  • LP
    情報を明確かつ魅力的に伝えることで、資料請求やお問合せに繋げる事ができます。
  • ソーシャルメディア
    業界情報のシェアや製品のハイライトを発信し、認知を高めることで、潜在的な顧客にアピールすることができます。
  • ブログコンテンツ
    ターゲットの課題や解決策など、お役立ち情報をブログ記事として発信することで、サービスをより詳細に知ってもらう事ができます。
  • ウェビナー
    ウェビナーを通じて、製品のデモや専門的なトピックの解説を提供します。参加者と対話し、質問に答えることでサービスに対する信頼性を高めることができます。
  • コンテンツマーケティング
    インフォグラフィック、ホワイトペーパー、ケーススタディなど、質の高いコンテンツを作成して提供することも有効です。価値ある情報を提供することで顧客の興味を引くことができます。

デザインと媒体を組み合わせ、潜在的な顧客に適切に訴求することで、SaaS業界のWebプロモーションを促進することが効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SaaS業界は成長著しいため、これからもWEBを通じたプロモーションや訴求ニーズが高まることが予想されます。

一方でSaaSというサービスがどのようなものであるかはまだ認知度が低い状態です。

浸透していないからこそ、適切で有益な情報を魅力的に伝え、潜在的な顧客にアピールすることが可能です。

スピカデザインは、企業やサービスの魅力を「WEBで魅せる」ことをブランドコンセプトとして掲げています。

ファッション・アパレルの認知・集客・販売に関わるWEB制作をお考えの方は、是非一度お問い合わせください。


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記事を書いた人

Nagashima

ディレクター

大学時代に友人とファッションブランドを立ち上げた後、革小物の個人事業、アパレルメーカー勤務と10年近くファッションに携わってきました。常に「デザイン」と「ブランド」に触れる環境の中で、新しいものが生まれるのはいつだって人と人がつながる時でした。 ファッションから離れるにあたって、人と人をつなぐ「WEBデザイン」にたどりついたのは、とても自然なことだったように思えます。 その後紆余曲折の末にスピカデザインに就職。 転職活動で苦労した経験を買われて、「採用」に関わるWEB制作を行うディレクターとして抜擢され、今に至ります。 ディレクションは人をつなぐ仕事です。「採用」をキーワードに、「WEBデザイン」という手段を使って、新しいものが生まれる瞬間を生み出す「つなぐひと」になるために、ディレクターとして日々奮闘しています。 凝り性で飽き性。恥ずかしがり屋の目立ちたがり。 矛盾だらけで我ながら厄介な性格だと思いますが、そのおかげで人間味と共感力は人一倍あります。 趣味はスノーボード・スケートボード・キャンプ。週末はほとんど屋外か山で過ごしています。 長野か北海道に移住する事が夢。 ちなみにクルマも乗るので、ごついSUV車を買うのが直近の目標です。

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