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「あ、会社変わったな」を成果指標にしている話

採用資料のスライド「事業概要」

シリーズ7本目。最終回は事業内容の話です。

最後に置いたのは、うちが何を成果と呼んでいるのかという話です。
ここまで6回ぶん書いてきたことが、結局はこの一点に集まってくるので。

「あ、会社変わったな」

採用資料の事業概要のページに、こう書きました。

スピカデザインは、WEBデザインを中心としたクリエイティブカンパニーとして
クリエイティブで「あ、会社変わったな」を生み出します。
常にクライアントファーストであり、妥協したものは作りません。

見出しは「クリエイティブは、事業成長の武器になる!」です。

この「あ、会社変わったな」という言葉、
実は誰のセリフなのかを決めずに書いています。

お客さまの取引先かもしれませんし、採用の応募者かもしれません。
社員かもしれないし、金融機関の担当者かもしれない。
とにかく、その会社を外から見ている誰かの言葉です。

なぜ「きれいになった」ではないのか

第1回で、バリューを全部「お客さまのセリフ」の形にしたという話を書きました。
これも同じ考え方です。

「きれいになりましたね」は、デザインへの評価です。
言われて嬉しいですし、悪いことではありません。

ただ、そこで止まっている場合、その会社の中では何も動いていません。
見た目が変わっただけで、事業の状態は前と同じ。

「あ、会社変わったな」は、少し違います。
これはデザインへの評価ではなくて、その会社への評価です。

見た目の変化をきっかけに、
その会社が違うフェーズに入ったように見えている、ということなので。

うちが受け取りたいのは後者のほうです。
極端に言えば、デザインが褒められなくても、会社が変わって見えていればいい。

「成長フェーズに合わせる」というのは

資料には事業の特徴として、こう書いてあります。

企業変化につながるクリエイティブ
会社や事業の成長フェーズに合わせ、独自の戦略マップを用いて
経営課題に響くクリエイティブ提案を行います。

ここでいうフェーズというのは、
「立ち上げ期」「拡大期」といったざっくりした区分のことです。

同じ「サイトを作り直したい」という相談でも、
フェーズが違えば作るものが変わります。

立ち上げ期なら、まず存在を知ってもらう必要があります。
拡大期なら、増えた店舗や人をどう見せるかの整理のほうが効きます。
採用に効かせたい時期なら、そもそも作るものがコーポレートサイトではないかもしれません。

なので、依頼された物を作る前に
いまどのフェーズにいるのかを一緒に確認するところから始めます。

「独自の戦略マップ」というのはそのための道具です。
中身は資料にも載せていないので、ここでも書きません。
気になる方は面接で実物をお見せします。

「妥協したものは作りません」の意味

同じページの最後の一文です。

常にクライアントファーストであり、妥協したものは作りません。

クライアントファーストと妥協しないことは、
場面によっては衝突します。

お客さまが「これでいい」とおっしゃっているものに対して、
こちらが「良くない」と思うことがあるので。

そのとき、言われたとおりに作るほうが早いです。角も立ちません。
でも、それをやると「あ、会社変わったな」は起きません。

第2回で書いた「いいものというのはお客さまに喜ばれるもの」という定義は、
ここでも効いてきます。
目の前の要望に応えることと、喜ばれるものを作ることは、たまにズレる。

ズレたときにどちらを取るかを決めているのが、この一文です。

7回でひととおり書きました

採用資料の裏側を、7回に分けて書いてきました。

資料に載っているのは、決まったあとの形だけです。
ここに書いたのは、そこに決まるまでに何を選んで、何を選ばなかったかのほうです。

7回ぶん読んでもらえたなら、
うちがどういう順番で物事を決める会社なのかは、だいたい伝わったと思います。

その上で「合いそうだ」と思った方がいたら、一度話をさせてください。
資料にもマガジンにも書いていないことは、まだいくらでもあるので。

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