【web初心者向け】UI/UXデザインの意味と制作のコツ
SPIQA DESIGN
2023.06.14
Webデザインにおいて、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)は非常に重要な要素です。webサイトを制作するにあたり、UI/UXデザインの適切な理解と実践は、ウェブサイトやアプリの成功に欠かせません。今回はUI/UXデザインの意味と、制作に取り組む際のコツについて解説していきます。
目次
UI/UXデザインとは何か?
そもそもUI/UXという言葉の意味ですが、UI(User Interface/ユーザーインタフェース)は「ユーザーがPCとやり取りをする際の入力や表示方法などの仕組み」を意味し、UX(User Experience/ユーザーエクスペリエンス)は「サービスなどによって得られるユーザー体験」を意味します。
UIが実装される客観的な設計であるのに対し、UXはユーザーが経験したことや感じたことすべてを指す主観的なものです。
具体例を挙げると下記の通りです。
UX:サイト内の導線がわかりやすく、欲しい情報にすぐ辿り着ける
UI:ボタンの色、形状、サイズなどが、ユーザーにとって直感的にわかりやすいデザインである
一見似ているように感じますが、UIとはUXを実現させるための手段の一つであると言えます。
UI/UXデザインの重要性
現代では、Webがとても身近で誰でも気軽に触れることができるものになっています。そのため、日々UIやUXに求められているレベルは高くなっています。
良いUI/UXデザインは、ユーザーがウェブサイトやアプリを直感的に操作できるようにし、興味を引き、長時間の滞在を促します。また、ユーザー満足度を高め、ブランドの信頼性や競争力を向上させる効果もあります。
UI/UXデザインの制作のコツ
UI/UXを開発する際に最も大切なことは、ユーザー目線で開発することです。開発者にとっては優れたデザインであっても、ユーザーにとってはわかりにくく、メリットをもたらさないデザインでは意味がありません。
例えば、「表示は見やすいが、知りたい情報にすぐにアクセスできない」「問い合わせに対する返信が遅い」というWebサイトでは、ユーザーの心をつかむことはできないでしょう。
ユーザーに支持されるWebサイトのUI/UXデザインを設計するためには、どのようなユーザーがWebサイトを使うのか、どのような使いやすさを求めているのかを正確に把握することが重要です。
そのための具体的な方法としては下記のようなものが挙げられます。
ペルソナ設定
利用するユーザー層の心理を把握するために、架空の人物を作りターゲットを予想する「ペルソナ」を設定する方法があります。ターゲットとなるユーザーの年齢・性別・職業・趣味などをあらかじめ予測して仮想ユーザーを作り、そのユーザーのニーズとズレがないようにUI/UXデザインを設計すると、どのようなデザインが適しているのかが具体的に浮かび上がってきます。
ペルソナに関しての詳細は下記記事をご参照ください。
ペルソナってなんとなく使ってない?ペルソナの基礎知識と設定方法まで解説
ユーザビリティテスト
また、ユーザビリティテストも非常に効果的です。
ユーザテストは自分以外のユーザに、実際にWebサイトやアプリを、ある状況・目的で利用してもらい、迷わず問題なく使えたかを確認する方法です。
Webサイトやアプリを制作する際、制作者は常にその制作物に関わり続けているため、どこが見づらい・わかりにくいのかがわからなくなってしまいます。
専門的に行おうとするとそれなりにコストがかかってしまいますが、その制作に関わっていない会社の同僚や身近な人に触ってもらい、わかりにくいと感じた部分を教えてもらうだけでも、自分ではわからなかった気付きが得られることが多いです。
まとめ
今回はUI/UXデザインの意味と、制作する際のコツについてのお話でした。
UI/UXを意識したデザインは、現代ではもはやプラスアルファではなく必要不可欠なものになっています。
Webサイトやアプリを制作する際は、触れる人全員に分かりやすく使いやすいデザインを心がけていきましょう!